パネルの破損とその原因

基本的に太陽光パネルが破損する外的な原因は、物がぶつかってしまうことはほとんどです。石・ボール・木の枝などがパネルにぶつかってしまえば、割れたりヒビが入ったりすることもあります。それらの要因が飛来する理由は人のいたずらやカラスなどが運んでくる、強風などが挙げられるでしょう。

とくに台風時の強風は石などが飛来するだけでなく、強風によってパネルがたるむこともあり、マイクロクラックと呼ばれる目には見えないヒビが入ることもあるので注意が必要です。

太陽光パネルは非常に精密な機械です。何らかの要因でパネルの内部にトラブルをきたしている可能性があり、衝撃によって破損することもあるでしょう。基本的に太陽光パネルの表面は、ある程度の衝撃にも耐えうる強度な設計で作られています。しかし、パネルの裏側には衝撃への強度は計算されていないため、どうしても衝撃に弱いというデメリットも。

太陽光に関する知識が全くない状態であれば、通常のチェックだけでは裏側の破損に気が付くことはほとんどありません。破損した状態のままで発電を行えば、売電のロスにもつながるので早めに発見することが大切になってきます。

太陽光パネルが破損する要因の中には、輸送時・施工時のトラブルに起因しているケースもあります。太陽光パネルは精密機器だからこそ、丁寧に取り扱うことが大切です。しかし輸送時のカーブや揺れなどの振動によって、パネルの内部に小さなヒビ割れが発生することもあるでしょう。

もちろん小さなヒビ割れであるマイクロクラックがあるからと言って、極端に発電量が下がってしまう可能性は低いです。

しかし経年劣化を早めてしまい、長期的な視点で考えればマイナスになってしまいます。そのためパネルの取り扱いに慣れ、丁寧に施工をしてくれる会社を選ぶことが重要です。

太陽光パネルは様々な要因で破損をする可能性があります。太陽光パネルには基本的にメーカー保証が付いており、初期不良や通常の使用方法での不具合に関しては交換してくれる可能性が高いでしょう。

ただ自然災害による保障に関しては、メーカーによって対応が様々です。もし保障されていないのであれば、火災保険などの保険に加入して備えた方が良いでしょう。また太陽光パネルの破損を発見すれば、早い段階でメーカー・施工業者・販売業者などに相談してください。また破損の箇所から感電するリスクもあるので、絶対に破損している箇所には近づかないようにしましょう。

太陽光パネルは常に外に設置されてあるため、破損する可能性は非常に高い設備です。そのため万が一に備え、設置後のメンテナンスやアフターフォローをしっかりしてくれる会社を選んだほうが良いでしょう。少しでもパネルに不具合があれば、早めに相談し、適切に対応してもらうようにしてください。