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環境に優しい太陽光発電を自宅に導入したいと検討しているものの、発電量がどれくらいか分からずためらっている方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、発電量の決まり方や増やし方についてまとめてみました。
太陽光発電の発電量は設置条件や気候に大きく左右されます。最適な条件を整え、定期的な点検で効率的な運用を目指しましょう。
太陽光パネルによる発電量は、何か一つではなく、複数の要因で決まります。
例えば、パネルに使われる素材によってエネルギー変換効率は異なってくるのですが、エネルギー変換効率が高ければ高いほど発電量は多くなります。また、太陽光パネルの枚数、設置する角度、日射量なども、発電量を変動させる要因となります。
発電量が多くなる時期は、日射量が多くなる夏場だと思っている方が多いのではないでしょうか。実はそうではなく、4〜5月が最も発電量が多くなる時期なのです。
なぜなら、太陽光パネルは熱に弱く、高温になりすぎると発電効率が下がってしまうから。発電に適したパネルの温度は25度と言われているのですが、夏は日光に照らされ、パネルの表面が70度〜80度ほどまで上がってしまいます。そのため、日が当たる時間が比較的長い4〜5月が最も発電量の多い時期になるのですね。
発電量が多い時期は4〜5月と言及しましたが、エネルギーの変換効率が高いのは冬です。これは、太陽光パネルは熱には弱く、逆に寒さには強いため。寒いと日の光を効率よく電力に変換することができるのですね。
ただ、冬場はそもそもの日射量が少ないため、発電効率が良いといっても発電量が多いわけではありません。
太陽光パネルの発電量は、天気の影響をどのくらい受けるのでしょうか。
晴れの日はもちろん発電量が多くなりますよね。くもりの場合、晴れの日よりは発電量が減ってしまいます。しかし、日光が直接パネルに当たらなくても、十分に明るければ発電は可能です。気象庁の調査によると、曇天で発電量が減る割合は年間12%程度とのことです。
一方で、雨や雪の場合は雲が厚く、日光が地上に届かないため、太陽光発電がほとんど機能しないこともしばしば。雪の多い時期は、発電量が1kWあたり1kWhに達しない場合があります。
少しでも発電量を増やすために、太陽光パネルを南向きに設置することをおすすめします。また、業者にメンテナンスを依頼し、エネルギーの変換効率が下がっていないか、太陽電池が壊れていないかなど、定期的に確認してもらうことも大切でしょう。
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